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沢村 勝; 羽島 良一; 永井 良治; 西森 信行
Proceedings of 15th International Conference on RF Superconductivity (SRF 2011) (Internet), p.165 - 168, 2012/06
エネルギー回収型リニアックとレーザーを組合せた核物質の非破壊核種分析検査システムを提案している。核保障措置及び核セキュリティのためのシステムを構築するには加速空洞を小さくすることが重要である。楕円型空洞に比べてスポーク型空洞はこの目的にとって有利であり、空洞の小型化のための設計を行っている。空洞構造の最適化計算には3次元電磁界シミュレーションコードと遺伝的アルゴリズムを用いて行っており、その結果を発表する。
沢村 勝; 古屋 貴章*; 阪井 寛志*; 梅森 健成*; 篠江 憲治*; Cenni, E.*
Proceedings of 15th International Conference on RF Superconductivity (SRF 2011) (Internet), p.350 - 352, 2012/06
低温でのフェライト及びセラミックの高周波特性測定に基づき高調波ダンパー試作機の設計・製作を行った。高調波ダンパー試作機は高周波吸収体としてHIPフェライトを銅基盤に取り付けている。HIPフェライト部分とフランジとの接続部分には櫛歯型高周波ブリッジを用い、この櫛歯部分の接続には超伝導空洞への熱侵入を小さくするためにベローズを用いた。高調波ダンパーには高周波吸収による発熱を効率的に除去するために良好な熱伝達が要求される。そこでフェライトなしの高調波ダンパー試作機を用いて液体窒素温度での伝熱特性の測定を行った。HIPフェライト付き試作機も製作し、HIPフェライトの熱耐性を調べるために、室温と80Kとの間の熱サイクル試験と行った。
阪井 寛志*; 古屋 貴章*; 中村 典雄*; 梅森 健成*; 篠江 憲治*; 沢村 勝; Cenni, E.*
Proceedings of 15th International Conference on RF Superconductivity (SRF 2011) (Internet), p.356 - 360, 2011/07
ERL主加速器のための入力カップラーの試作機を製作し、大出力試験を行った。この入力カップラーは2つのセラミック窓を持っている。大電力試験ではコールド窓と呼ばれる超伝導加速器側の窓は液体窒素で冷却される。大出力試験ではマルチパクターにより10kWだった電力も、8時間のパルスプロセッシングにより定在波モードで25kWまで通すことができた。20kWでは16時間キープすることができ、温度はベローズ部分で最大120Kの上昇があったが、ERL運転に際して問題となる温度上昇は見られなかった。大電力試験後コールド窓に対して室温と液体窒素温度の冷却サイクル試験を行ったが、真空漏れや割れは起こらなかった。これらの結果から入力カップラーに対する熱及び高周波性能を満たすことを確認した。
Cenni, E.*; 古屋 貴章*; 阪井 寛志*; 梅森 健成*; 篠江 憲治*; 沢村 勝
Proceedings of 15th International Conference on RF Superconductivity (SRF 2011) (Internet), p.789 - 794, 2011/07
エネルギー回収型リニアックの開発のため縦測定による空洞性能試験を行っている。空洞はX線と温度マッピングシステムを用いて観測し、空洞性能を制限するものが電界放出であることがわかった。空洞壁に沿ったX線や温度上昇が観測されクウェンチの場所を同定することができた。縦測定のとき二つの興味深い現象が観測された。一つはQ値の劣化で、低い電界でも観測されたが、室温に戻し、表面処理を行わず再度冷却を行うことで回復した。もう一つはX線バーストで何度かのクウェンチ後にできた新たなエミッタの突然の出現で、室温に戻すだけではエミッタの位置は変わらなかった。
梅森 健成*; 古屋 貴章*; 加古 永治*; 野口 修一*; 阪井 寛志*; 佐藤 昌人*; 宍戸 寿郎*; 渡辺 謙*; 山本 康史*; 篠江 憲治*; et al.
Proceedings of 15th International Conference on RF Superconductivity (SRF 2011) (Internet), p.956 - 961, 2011/07
コンパクトERL計画が日本で進められている。この計画は100mAの電子ビームを35-200MeVでエネルギーでERLを実証することである。入射器と主加速器に使われる超伝導加速器は重要開発項目である。入射器の入力カップラーは最重要で試作機を製作し、大電力試験を行った。HOMカップラーの冷却性能もCWでの運転においては重要である。ビーム不安定性を避けるためHOM減衰の9セル空洞を用いる。空洞,入力カップラー,HOMダンパーの試作機を製作し、性能試験を行っている。入射器,主加速器ともクライオモジュールの設計を行っており、2012年に完成予定である。